登下校の見守りボランティアについて
魔の旗当番
皆さんの学校では通学路に旗当番、立ち当番という通学路の安全を
保護者が見守る制度はありますか?
私の子どもの学校は立ち当番という制度があり、地域ごとに週何回か
通学路に立つことで子供たちの安全を守っています。
PTAの任意加入問題に際してこの立ち当番も見直しをしているのですが
やはり、立ち当番ができないという人がいることが議題に上がります。
でも、今の世の中ほとんどが共働きで、小学校の登校の時間に
保護者が道に立つ=会社を休むか時差出勤するしかありません。

会社を休んで手伝っている人もいるのに
手伝わない人はけしからん!
という、意見もあるかもしれませんが、会社を休まないと手伝えない制度って
継続可能性が疑問です。少なくとも免除は認めてあげたいと私は思うのですが

私たちは過去やってきたのに!
なんであの人たちは手伝わないの??
こういう議論がどうしても起こってしまいます。
詳細は→https://ptaojisan.com/ptas-unfair-controversy/
PTAにおける2大魔の巣窟はこの「旗当番」と「ベルマーク」だと思います笑
じゃあ、どうしたら納得するの
過去やってきたのに!という意見、心情的には理解できます。
でも、今まで大変だったと思うなら、逆に後世の方に大変なことを
残さないようにしようとはならないんでしょうか?
。。。。。
多分、ならないんでしょうね笑
はびこる平等意識
話は少しそれますがPTAをしていると「みんな平等に」とか、
「だれかがやっているからやってほしい」
という、平等意識を皆が持っていることを強く感じます。
前述の「私たちがやってきた!」というロジックも、
この平等意識によるものだと思います。
でも、
世の中って結構不平等じゃないですか笑
共働きで両親がフルタイムで働かなきゃいけない、月に数回の旗当番も
できない人がいる一方、専業主婦(主夫)が家族にいて朝の時間は比較的
余裕がある人がいる
そもそも平等なんて無理で、助け合うしかないように思うのです。
助け合いのヒント
いろいろと調べていく中で伊丹市で行っている登下校の見守りボランティア
スクールガードの事例を見つけました。
この事例の素晴らしいところはボランティアをする側も続けやすい
仕組みになっているということです。
一概に「見守り」といっても毎日旗を持って立つだけでなく、
登下校の時間に庭の水やり、ごみ捨てなどをあえて時間を登下校に
合わせてすることでボランティアになりますよーと言ったり
ボランティアの方に保険をかけて、それをPTAが払うことで
個人のリスクを低減させるなど、制度としてよくできています。
また、年に1回のスクールガードに感謝する会を実施することで
子どもは年配の方を敬う気持ちを、ボランティアの方は社会に必要と
される喜びを醸成することができます。
この制度を定着させるまでに奔走した方がたくさんいたであろうことが
わかります。
でも、現実を変えていくには自分ひとりひとり当事者意識を持って
変えていくしかないんですよね。
このブログが何か皆さんのお役に立てばいいなと思っています。
読んでくださってありがとうございます!

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