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幼稚園の運動会のお手伝いとPTAの差
子どもが幼稚園に通っていた時、その幼稚園では運動会のお手伝いの力仕事をお父さんがすることになっていました。その時の話とPTAのギャップについてお話します。
幼稚園のお手伝いは大人気?
私の子どもが通っていた某九州の幼稚園では、運動会のお手伝いをお父さんがしていました。例えば、駐車場の誘導係、競技と競技の間の準備(例えば障害物競争では跳び箱を準備など)、前日のテントやロープ張りのためのくい打ち、当日の観覧席(競技ごとに入れ替える)の案内係など。。。それはそれは多岐にわたってお手伝いをしていました。
ただ、そのお手伝い当日の参加者はとても多くて大人気だったのです。(悲しいかな前日の準備は少なかったですが。。。)
なぜ、お手伝いが人気だったのか
人気の理由は明白でした。現代の運動会はカメラ全盛。全お父様、お母様が1台以上のカメラを持っているのは皆様にとっても周知の事実だと思います。わが子を一番いい位置で撮影したいという方が脚立や三脚を持ってくることが増えていった結果、入れ替わりの際に危険が生じるということで脚立、三脚が禁止となり、その代わりに観覧席というわが子の競技がある時に競技を前で見ることができる席が出来上がったのです。
しかしながら、観覧席とて競争は非常に熾烈、いいアングルで撮影できるかは運次第です。
幼稚園側はそこに目を付けました笑。お手伝いをしてくださったお父様はなんと、運営側として最も競技スペースに近い場所からの撮影を許されていたのです!策士なり!幼稚園!
これがほんとの自発的な組織
お父様方にとって幼稚園の運動会は特別です。また、幼稚園くらいの子どもにとって運営側で働いているお父様は非常に誇らしいものです。つまり、お父様方にとってこの参画は一石二鳥だったのです。
また、幼稚園側からしても外注すれば手のかかる肉体労働系の業務を委託できるのは相当のメリットです。幼稚園は女性の先生がほとんどですので、肉体労働系のサポートは必須だったのです。(とはいえ、女性の先生方も全く何もしていないわけではなく、一生懸命重たい荷物を持っていたのが印象的でした。)
まさにこれが自発的な組織、自発的な組織というのは本来自ら望んでするものですし、行うことにメリットがあるから行うのです。(まさにWin-Win!)
PTAと比較してみると・・・
時は変わって現在の私が加入しているPTA組織。役員は立候補者が足りず、
くじ引きを余儀なくされる始末。
また、基本的には1人1役が原則となっており嫌でも役が回ってきます。
また、そもそも役員、委員が何をしているのか、何をしなければならないのかは保護者の
ネットワークを使って自分で知る必要があります。
そのくせ加入の意思確認はなんとなく行われていて、会費はいつの間にか徴収されます。
正直なところ、私の住んでいる地域はまだましなほうで、この役員、委員選びがいじめに
つながったり、トラブルに発展したりするケースは枚挙にいとまがありません。
やはり、メリットが必要
やはり、明確な目的と明確なメリットがなければなかなか人の心を動かすことは難しいと思います。
本当にこの仕事をやる意味があるの?と思いながら参画しても、それはメリットにはなりません。
例えば目の前で子供が喜ぶ姿を見られるチャンスがたくさんあれば変わるのだと思いますが
それを上回るデメリットが世の中にはたくさんあると思います。。。
やはりなかなか難しい問題ですよね。。。
読んでくださってありがとうございます!
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